松本洋平文部科学大臣はきょう(25日)記者会見で、ユネスコの「世界の記憶」に新たに世阿弥能楽論「風姿花伝」を推薦することが決定したと発表しました。

松本文科大臣は、「風姿花伝は能を大成した世阿弥が15世紀前半に執筆した代表的な能学論で、世界的に高く評価される演劇論であります」とその価値を説明しました。

文科省によりますと、「世界の記憶」は世界的に重要な記録物への認識を高め、最もふさわしい方法での保存を促す目的でユネスコが1992年に開始した事業の総称です。

文科省は月内にユネスコに申請書を提出し、専門家による審査を経て2027年春のユネスコ執行委員会で登録の可否が決定される見込みだということです。