経験者のアナウンサーに「もうちょっと走ったほうが...」

11月中旬、浜松市の浜名協働センター体育館。
練習を訪ねたのは、中学・高校とバドミントン部に所属していた井手春希アナウンサー。
「紗矢さん、きょうはよろしくお願いします!」
紗矢さんは、浜松市で20年続く名門クラブ「どんぐりジュニア」に所属する8歳。2025年8月に行われた小学生の全国大会では、1・2年生クラスで準優勝に輝いた実力者です。チームメイトの鈴木稟佳さんは日本代表レベルの選手です。
「そのすごさを体感したい」と、10年ぶりにラケットを握った井手アナウンサーがコートに入りました。 しかしラリーが始まった瞬間、その表情が変わります。紗矢さんが放った鋭いスマッシュに、井手アナウンサーは動けず、コートに倒れ込みました。
完敗した井手アナウンサーが「出直してくるには、まずどんなことからやればいい?」と聞くと、紗矢さんは涼しい顔で一言。
「もうちょっと走ったりすればいいと思います」
「ハハハ、走り込みが足りないか…」と苦笑する大人をよそに、紗矢さんは頼もしい表情を見せました。














