山形県内で子どもに多くみられる「リンゴ病」の患者数が、32週連続の警報レベルとなっています。

「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」は、微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。
山形県衛生研究所によりますと、今月10日から16日までに県内26の小児科定点医療機関から報告があった「リンゴ病」の患者数は前の週より10人減少し50人でした。

1定点あたりの患者数は1.92人で、前の週から減少しているものの32週連続の警報レベルとなっています。

保健所別では、最上で15人、庄内で14人、置賜で9人、山形市で8人、村山で4人と、村山を除く4つの保健所で警報レベルが続いています。

県によりますと「リンゴ病」の警報レベルが続いたのは2015年から16年にかけての24週が最長でここまで長引いているのは異例です。

「リンゴ病」の感染経路は、飛まつ感染や接触感染が知られています。

県は、換気やこまめな手洗い、適切なマスクの着用など感染対策を徹底するよう        呼びかけています。