航空自衛隊のアクロバットチーム、「ブルーインパルス」が11日(日)沖縄県内の離島では初めて宮古島の上空で展示飛行しました。
中国と台湾の緊張の高まりが指摘されるなかで行われた南西諸島での展示飛行に対し現地では、歓迎や不安・抗議の声が入り混じりました。
宮古島に初めて姿を見せた航空自衛隊のアクロバットチーム、「ブルーインパルス」。

11日に行われた展示飛行は、航空自衛隊のレーダー基地、宮古島分屯(ぶんとん)基地の発足50周年を記念して実施されたもので、県内の離島では初めての実施でした。
観覧会場には、アクロバット飛行をひとめ見ようと数千人の市民や航空ファンが詰めかけました。
一方、ブルーインパルスの宮古空港使用をきっかけに「いずれここを自衛隊も併用できるようなかたちで。インパルスを言葉は悪いですけどご『挨拶代わり』に皆さんに披露するという感じじゃないかなと思ってます」と自衛隊による軍事利用拡大を懸念する市民もいました。

当日は強風に雨も。分屯基地の幹部が天候の回復を祈る姿もありましたがー

その後、天気は回復し展示飛行が実施されました。
アクロバティックな飛行に歓声が湧き上がる一方、「いずれ有事になれば」という声も聞こえました。