障害のある人の就労支援の一環として福岡市は特別支援学校にイチゴの栽培キットを設置し、生徒が農業を体験できる取り組みを始めると発表しました。

福岡市 高島宗一郎 市長
「福岡市ではスマート農業を通して障害のある子供たちの自立に向けて、意欲とやる気を喚起するような、そんな新しい取り組みをスタートします」
イチゴの栽培キットが設置されるのは福岡市博多区の南福岡特別支援学校です。

このキットは、屋内でもイチゴが栽培できるもので、自動での水やりや土壌の温度管理ができるシステムが搭載されています。
中学部と高等部のあわせて82人が来月から栽培を始め2月から3月にかけて収穫する予定で、作業の負担や農業に対する関心が高まったかなどを検証します。
福岡市は、農家の高齢化が進んでいることから農業分野の働き手の確保にもつなげたい考えです。高島市長は、「障害のある人の雇用の場が広がることを期待したい」と話しています。














