木原官房長官はきょう、安全保障関連3文書の改定に伴う非核三原則の見直しについて、「現時点で予断することは差し控える」と述べ、否定しませんでした。

非核三原則は核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」とする政府の政策で、木原官房長官はきょう午前の会見で、政府の政策上の方針として「堅持をしている」としたうえで、「持ち込ませず」については2010年の当時の岡田外務大臣の答弁を引き継いでいくと述べました。

ただ、安全保障関連3文書の改定に伴って非核三原則の見直しを想定しているのか問われると、「予断は控える」と述べて、否定しませんでした。

木原稔 官房長官
「戦略3文書の改定にあたりましては、その具体的な内容について、今後、検討を進めていくものであり、現時点で予断することは差し控えます」

きのうの衆議院・予算委員会でも、高市総理は見直しについては「申し上げるような段階ではない」と述べ、明言を避けています。