高知県内で公立学校の教員の逮捕が相次いでいることを受け、県の今城純子教育長は、各市町村の教育委員会や学校に教育現場の変革を強く求め、厳しくチェックしていく方針を示しました。
県教育委員会によりますと、2025年度、県内では公立の小中学校の教員4人がわいせつ事案などで逮捕されていて、2019年度以降でみると最も多い逮捕者数です。これを受けて、今城教育長は11月5日、緊急で公立すべての小中学校、義務教育学校の教職員およそ4500人を対象にオンライン会議を実施。

再発防止策として、「研修の見直しと転換」や「教育者としての修養の徹底と内面を磨く努力」そして「組織的な対話の充実による安心・安全な職場文化の構築」の3つの変革を呼びかけました。この3つの変革の具体的な施策については各市町村教委と学校にやり方を委ねるとしています。

(県教委 今城純子 教育長)
「この道は決して平たんではない。県・市町村教育委員会・学校が一体となって取り組むことで、本県の公教育に対する信頼回復に全力を尽くしていきたいと考えています」

県教委は12月から始まるヒアリングや学校訪問を通じて、変革が実行されているか厳しくチェックしていく方針です。














