静岡県西伊豆町で11月7日、AIを活用して災害を記録し伝え継ぐ「減災伝承AI」の体験会が行われました。

<研究員>
「この周辺の伝承の記録、後は避難所の情報が出てくる」

「減災伝承AI」は、静岡大学と中央大学が共同研究で開発し、西伊豆町の災害の記録など約100件のデータをまとめたということです。

中央大学国際情報学部松崎和賢教授「図書館で眠ってしまっていたり、人の頭の中だけに残っていたりするもの(災害の記録)をデジタル化して、AIにうまく使わせて、後世に残していきたいという活動になります」

「減災伝承AI」では、最寄りの避難所までの経路を検索したり、AIが加工した画像とともに訓練のシナリオを作ったりできるということです。

<地元住民>
「災害があった当時の写真なんかがあると、もう少しインパクトが強くなるのかなと思う」

今後、体験した町民の意見をふまえて、実用化に向け検証を進めていく方針です。