自民党と日本維新の会が連立合意に盛り込んだ議員定数削減をめぐって、自民党の鈴木幹事長は、今の臨時国会で必要な法案を成立させることは難しいとの認識を示しました。

自民党と日本維新の会は先月、連立合意書の中で衆議院の議員定数の1割削減を目標に今の国会で法案を提出し、成立を目指すとしています。

9日に放送された民放の番組で自民党の鈴木俊一幹事長は議員定数削減について、「来月の会期末までに各党各会派との協議を終えて、具体的なところまで決めきるかというと、そうはならないのではないか」と述べました。

定数削減の実現にあたっては、「国勢調査の結果が来年の秋ぐらいにならないと出ない。そういった中で各党各会派と理解を深める作業をやっていかなければならない」としています。

また、早期の解散総選挙については「選挙に向けた準備は一切していない。高い支持率だからと言って、解散をするというような流れには今はなっていない」と述べました。