8日夜、福岡県大牟田市でパトカーの追跡を受けた原付バイクが転倒する事故がありました。原付バイクを運転していた人物は、現場から逃走しています。また、八女市でも9日未明、パトカーの追跡を受けていた原付バイクを運転していた男性が逃走しています。警察は、逃走した人物らの行方を追っています。

8日午後8時前、大牟田市岬町で原付バイクを運転する人物がすれ違ったパトロール中の警察官に気づいて不審な動きをしたため、停止を求めました。しかし、原付バイクは転倒し、運転していた人物は原付バイクを現場に残して走って逃走しました。逃げた人物は、白色のマスクと半キャップ型のヘルメットを着用し、黒色の上着を着ていたということです。警察は、原付バイクを押収し、逃走した人物の行方を追っています。

また、八女市では、9日未明、パトロール中の警察官が空ぶかしをする原付バイク2台を発見し、停止を求めました。そのうち1台の原付バイクを運転していた大牟田市の自称専門学生の男性(19)は、急ブレーキをかけ、中央分離帯に衝突しました。もう1台の原付バイクを運転していた男性は、その場から逃走しました。自称専門学生の男性(19)は、「八女中央大茶園展望所に行く途中だった」と話しているということです。警察は、逃走した男性の行方を追うとともに、自称専門学生の男性に事情を聞くなどしています。警察は、いずれの追跡も100メートルほど離れた状態で行っていたとしていて、今回の追跡が適切であったかどうかについて調査を進めています。