けさ起きた沿線火災の影響で一部の区間で運転見合わせが続いていた京王井の頭線ですが、先ほど午後10時ごろ、14時間ぶりに運転を再開しました。

オレンジ色の炎と立ちのぼる黒煙。現場は、線路のすぐ近くで、列車が立ち往生しています。

きょう午前7時50分ごろ、三鷹市井の頭で「工事現場が燃えている」と119番通報がありました。

火はおよそ2時間後に消し止められましたが、工事現場の発電機などが燃えたほか、近くを走る京王井の頭線の線路の枕木に燃え移りました。

京王電鉄によりますと、この火災の影響で、井の頭線は吉祥寺と富士見ヶ丘の間の上下線で14時間にわたり運転を見合わせていましたが、午後9時50分ごろに運転を再開しました。

この火災でのけが人はおらず、井の頭線の乗客も緊急停止した列車から避難して無事だったということです。

工事現場では、午前4時ごろまで橋の塗装作業が行われていたということで、警視庁などが出火原因を調べています。