テニスの国内賞金大会、SBCドリームテニス・ファイナルラウンドが東京・有明テニスの森公園で行われ、男子シングルスでは、世界ランキング409位の清水悠太(23)が同36位・西岡良仁(27)を2-1で破り、初代王者に輝いた。

テニス界を盛り上げたいという多くの選手や関係者の思いから生まれたこの大会。試合方式は4ゲーム先取の2セット(4-4はタイブレーク)、ファイナルは10ポイントのマッチタイブレーク(ノーアドバンテージ)が採用。決勝トーナメントに進出した男女各8選手は、10日の予選リーグ3試合に続き、優勝賞金1000万円獲得にはさらに3試合を勝ち抜かなければならず、メンタルと体力、両方のタフさが求められた。

優勝候補の西岡は、10月の韓国オープンでツアー2勝目をあげるなど今シーズン世界の舞台で結果を残してきた。現在はオフシーズン中で練習を始めてまだ1週間という状態の中、準々決勝で越智真(26)を2-0、準決勝では高橋悠介(25)に2-1と格の違いを見せ勝ち上がった。一方の清水はここまで5試合全てストレート勝ちと好調を維持し、決勝まで勝ち進んだ。

第1セット、積極的に攻撃を仕掛ける清水に対し、西岡は精度の高いショットで対抗。タイブレークに入っても相手に圧力をかけ続けた西岡がこのセットを奪った。第2セットは時折左腕を気にする様子も見られた西岡に対し、清水が4ゲームを連取してセットカウントを1-1にした。勝負は10ポイント先取のマッチタイブレークへ。一進一退の攻防が続く中、最後まで攻めの姿勢を貫いた清水が、「まさか勝てるとは思わなかった」という憧れの存在、西岡を振り切り10-8で勝利し、記念すべき第1回大会を制した。清水2-1(4-5、4-0、10-8)西岡 

西岡は「後半きつかった」「思った以上に清水選手がアグレッシブで、大事なポイントでいいプレーをしていた」と相手を称えた。これまでの賞金で最高額という1000万円を手に入れた清水は「おいしいものを食べて、あとは貯金」とコメント。今日のテニスを1年間続けて、グランドスラムを目指したいと抱負を語った。

女子シングルスは、桑田寛子(31)が荒川晴菜(23)を2-0のストレートで下し初代女王の座と1000万円を獲得した。

<男子シングルス>
優勝 清水悠太(23)
準優勝 西岡良仁(27)
3位 髙橋悠介(25)

<女子シングルス>
優勝 桑田寛子(31)
準優勝 荒川晴菜(23)
3位 清水綾乃(24)