WMO=世界気象機関は、2025年の北極圏の海氷面積が観測史上最小になるとの報告書を発表し、海面の上昇傾向が続いていると指摘しました。直近3年間が観測史上最も温暖な3年間になるとの見通しも示しています。
WMOが6日発表した報告書によりますと、北極圏の海氷面積は、今年最大だったのは3月の1380万平方キロメートルでしたが、これは、年間の最大面積としては、衛星での観測が始まった1978年以降、最小でした。
南極圏の海氷面積も史上3番目の小ささだったということで、長期的な海面の上昇傾向は続いていると指摘しています。
また、報告書では、直近の3年間が最も温暖な3年間になるとの見通しも示しました。
気候変動対策の国際的な枠組み「パリ協定」では世界の平均気温について、産業革命前の水準と比べ上昇幅を1.5℃までに抑えることを目標に掲げていますが、WMOのセレステ・サウロ事務局長は、「今後数年間で地球温暖化を1.5℃に抑えることは、事実上不可能であることが明らかになった」とする声明を発表しています。
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