自動車メーカーのスズキ(本社・浜松市)が11月6日に発表した2026年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算によりますと、純利益は前年同期比11.3%減の1,928億円となりました。売上収益は2兆8,642億円(前年同期比0.3%増)と微増だったものの、営業利益は2,765億円(同17.5%減)に減少しました。四輪事業の営業利益が2,373億円(同19.1%減)と減少し、5期ぶりの減益となりました。

スズキによりますと、主な減益要因としては、為替の影響(281億円減)と原材料価格の上昇(239億円減)が影響したということです。また、四輪販売台数は、世界販売で152万3,000台(同2.8%減)。日本は35万5000台(同3.5%増)と好調だったものの、主力市場のインドは81万2,000台(同5.6%減)、欧州も9万2,000台(同21.8%減)と伸び悩みました。

一方、二輪事業の売上収益は2098億円(同5.8%増)、マリン事業も600億円(同5.9%増)と増収となりました。

通期の連結業績予想については据え置きました。