香川県高松市のサンポート地区と直島で整備が進む高級ホテル「マンダリンオリエンタル瀬戸内」(【画像①】は完成予想図)の事業に対し、香川県が最大で80億円規模の融資を検討していることがわかりました。

【画像①】

「マンダリンオリエンタル瀬戸内」は、地元企業でつくる合同会社が整備を進めています。

香川県によりますと、先月30日、会社側から「ふるさと融資」制度を活用した資金借り入れの申込書が県に提出されました。物価の高騰で建設費が当初よりふくらむ見通しのためだということです(【画像②】は建設工事中のマンダリンオリエンタル瀬戸内)。

【画像②】

「ふるさと融資」は、都道府県や政令指定都市が出資する「ふるさと財団」の事業で、地域振興に資する民間の取り組みに対して、自治体が長期の無利子資金を融資するものです。融資限度額は80億円、返済期間は最大20年で、利子は自治体が負担しますが、そのうち75%は国が支援する仕組みです。

【画像③】

県は申込書を精査した上で、今月中旬ごろにも「ふるさと財団」に申請し、認められれば、県が融資を決定します。