岩手県内でクマの出没や被害が相次ぐなか、警察官によるクマの駆除の協力に向け、警察庁の担当者が県庁を訪問し県内の被害状況や対策などについて聞き取りを行いました。

5日は警察庁警備第三課の前田勇太課長ら担当者3人が県庁を訪れ、冒頭のみ報道陣に公開されました。

(前田勇太課長)
「住民の皆さまの不安に応えるためにも引き続き、自治体と県警が連携して、クマの駆除に早急に対応できるよう、本日はきたんなきご意見をいただければ」

およそ50分間クマ被害の状況について、県の職員から聞き取りが行われました。

5日は県内のクマの出没状況や駆除の実情、県警との連携状況などを聞き取ったほか、クマが出没した市街地の視察も行ったということです。

前田課長は「人の生活圏にクマが出没するなど、被害は深刻で非常事態」とし、警察庁としても早急に検討・対応すると話しました。