■フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル2日目(10日・日本時間、イタリア・トリノ)

GPファイナルは10日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、ファイナル初制覇を狙う世界女王の坂本花織(22)が今季ベストの75.86点をマークし首位発進。さらに初出場の三原舞依(23)が自己ベストを更新する演技で2位、渡辺倫果(20)も自己ベストを大きく上回る得点で4位と日本勢が好スタートを切った。

4年ぶりの出場となった坂本は4番滑走で登場。冒頭の2回転アクセルを決めると、続く3回転ルッツも危なげなく降りた。3回転フリップ-3回転トウループの連続ジャンプは持ち味のスピードに乗りクリーンに着氷。大舞台でノーミスの演技を披露した坂本は得点が出ると安堵した表情でうなずいた。

スケートカナダで優勝、NHK杯5位で出場を決めた渡辺はこの日の1番滑走。冒頭で大技のトリプルアクセルに挑み着氷するがわずかに回転不足となった。続く3回転ルッツ-3回転トウループの連続ジャンプ、3回転ループを決め勢いに乗ると、情熱的な曲調に合わせたステップとスピンで観客を魅了し、演技を終えると右手で強くガッツポーズを見せた。自己ベスト(66.83)を大きく上回る72.58点が出ると、声を上げて喜びを爆発させた。

最終滑走はGPシリーズ2連勝でファイナル出場を決めた三原。1本目のダブルアクセルを決めると、3回転フリップ、3回転のルッツートウループの連続ジャンプも着氷した。終盤は「戦場のメリークリスマス」に乗せ落ち着いた演技を披露し、スピン、ステップは全てレベル4を獲得。キスアンドクライで自己ベストを更新する74.58点が出ると笑顔で観客の声援に応えた。

【女子シングルSP結果】
1位 坂本花織 75.86※SB
2位 三原舞依 74.58※PB
3位 ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)74.24
4位 渡辺倫果 72.58※PB
5位 イザボー・レビト(アメリカ)69.26
6位 キム・イェリム(韓国)61.55