夫はアパートの家賃を払い続け現場を“保存”
現場のアパートは9000日以上が経っても、あの日のまま。家族3人で過ごした思い出と、事件の生々しい痕跡が残されています。
(夫の高羽悟さん 名古屋・西区 去年10月取材時)
「奈美子が(ここで)死んでいるのに、テレビでは明るいバラエティが。みんな平和なんだろうな。なんでウチだけこんなことになったのかと」


奈美子さんの夫・高羽悟さんは、事件後に生活の拠点を別の場所に移しましたが、犯人が捕まった際に現場検証を行うため、アパートの家賃をずっと払い続けていました。
そして、事件発生から26年。きょう、容疑者が逮捕されました。
逮捕されたのは、名古屋市港区に住む安福久美子容疑者(69歳)です。
安福容疑者はきのう1人で出頭。現場に残された血痕とDNA型が一致したため、逮捕に至りました。安福容疑者は「あっています」と容疑を認めているということです。
関係者によりますと安福容疑者は、高羽さんの夫、悟さんの知人だということです。
悟さんは、JNNの取材に対し「とにかくほっとした」と話しています。















