シリーズ「秋色を訪ねて」。
最終回は、最盛期を迎えた菊の花です。美しく色鮮やかに咲かせる育て方にこだわり、情熱を注ぐ、岩手県雫石町の男性を取材しました。

雫石町長山にあるこちらのビニールハウスの中で、今回の主役が見頃を迎えていました。

(記者レポート)
「黄色に白、そして紫、きょうご紹介する秋色は、こちらの菊です」
10月から11月にかけて、品評会や各地域の芸術祭で目にすることができる菊は秋の風物詩の1つです。

この時期に合わせて、5月から手間暇を惜しまず菊づくりに励んできたのは、茅橋雅昭さん65歳です。

(茅橋雅昭さん)
「ただ植えておけばいいというわけではなくて、やっぱりこの時期にこれをやらなきゃいけないとか。苦労と思ってやったことはないのでやっぱり好きなので」

茅橋さんは夕方から夜に矢巾町の運送会社で働きながら、日中は趣味で観賞用の菊を栽培する、この道25年のベテランです。
現在2つのビニールハウスに、合わせて230鉢を栽培しています。

2025年で52回を数える県菊花大会では、2011年と2020年に最優秀賞に輝いた実力の持ち主で、審査員を務めながら出場を続けています。

 
   
  













