白線と白線の間隔を広げた横断歩道が岩手県内で初めて設置され、視覚障害者が歩行体験して渡った感覚を確認しました。

これが29日から盛岡駅西通に運用が開始された、白線の間隔が拡大された横断歩道です。

白線の間隔が通常の横断歩道の2倍の90センチあります。
白線の間隔を広げることによって、塗り直しの際のコスト削減が期待されます。

一方で、視覚障害者の安全を考え、音の出る信号機と凹凸のある樹脂製のシート「エスコートゾーン」の両方の設置が条件となっています。
30日は視覚に障害のある成田優子さんらが、実際に横断歩道を渡ってその感覚を確かめました。

(成田優子さん)
「この横断歩道は大型バスもよく通るところなので、エスコートゾーンが付いて足がかりがあることで、渡ってみて対岸まで安心して渡ることができました」
盛岡西警察署では今後も広く利用者の意見を聞いて、歩行者の安全とコストの適正化の両立を図りたいとしています。














