川上村出身の宇宙飛行士・油井亀美也さんが滞在中の国際宇宙ステーションのロボットアームを使って、物資を積んだ新型の補給機を無事キャッチしました。

油井さんは午前1時前、ロボットアームを使って補給機のキャッチに成功。宇宙ステーションの管制室では拍手が起こりました。

油井さんがキャッチした補給機は、JAXAが新たに開発した「HTV-X」の1号機で、2009年から20年にかけて活躍した「こうのとり」の後継機です。

食料や実験装置などおよそ6トンの物資が搭載されていて、その中には県内企業や高校生が関わった超小型の人工衛星もあります。

油井さんは「日本は高い技術力で国際的な宇宙開発に貢献している。皆さんに誇りを持っていただけたらうれしい」と話していました。

油井さんの宇宙ステーションへの滞在は2回目で今後、宇宙で新しい機器や技術の実験を行う予定です。