30日朝、岩手県雫石町の中心部にある公民館の正面玄関にクマがぶつかり、自動ドアが破損する被害が発生しました。人がけがをする被害はありませんでした。

破損した自動ドア

警察によりますと、30日午前6時26分ごろ、雫石町中央公民館の正面入り口の自動ドアが破損し、公民館に設置された防犯カメラにクマが自動ドアに衝突している映像が映っていたと、町役場から警察に通報がありました。

体毛とみられるものの付着も

防犯カメラの映像には体長約1メートルのクマが自動ドアに向かって2度ぶつかった後に立ち去る様子が映っていました。自動ドアはガラス戸のフレーム部分が破損した他、クマの爪痕が残っていて、体毛とみられるものも付着していました。
発生時間は開館前で建物は無人でした。中央公民館は破損した自動ドア以外の玄関の自動ドアも手動に切り替え、クマの侵入を防ぐよう対策を講じた上で、通常通り開館しています。
現場は町役場や消防署が隣接する町の中心部で、付近にある小学校の通学路にもなっています。