2月に発生した2件の大規模山林火災について、岩手県大船渡市は28日に森林の被害面積が3370ヘクタールで確定したと発表しました。

被害調査は2月19日と26日に、大船渡市で発生した2件の大規模山林火災で被災した森林を対象に、県や市などが共同で実施し確定したものです。
それによりますと被害面積は個人が所有する私有林と、大船渡市や県が所有する公有林合わせて3370ヘクタールで、被害額は59億3900万円に上りました。

これに既に確定していた漁業施設への被害なども合わせると、被害額は総額100億円を超えます。

大船渡市の渕上清市長は「被災森林の再生とともに予防体制の強化に取り組んでいきたい」とコメントしています。