28日朝、盛岡市の中心部にある銀行の地下駐車場に子グマ1頭が侵入し、麻酔を打って捕獲されました。
クマはその後、麻酔を打って捕獲されましたが、官庁街での出没に周囲は一時騒然としました。

警察や市によりますと、28日午前7時ごろ、盛岡市中央通の「岩手銀行本店」の地下駐車場に子グマ1頭が侵入しました。
警察や市が駐車場を封鎖して、捕獲に向けた対応や周辺の警戒に当たりました。


(記者リポート)
「シャッターが開かれて地下駐車場から市のトラックが出てきました」
侵入からおよそ3時間が経過した午前10時すぎ、麻酔で捕獲した子グマが駐車場から運び出されました。
捕獲されたクマは体長およそ1メートルでその後、駆除されました。
けが人や物が壊される被害は確認されておらず、銀行は通常通り営業を行いました。
周辺では27日夜、親子のクマの目撃情報があり、駐車場に侵入したのはそのうちの子グマとみられています。

(通行人は)
「ここ県庁街だよ、こんなところにクマ出て、人身事故でもあったらどうするの!大変なことだな」
「(街中にクマが出ていることについて)普通じゃない。予防しようにも、ここまで頻ぱんに出てこられると困りましたね」
(盛岡市環境企画課・渡辺聡課長補佐)
「街の中まで(クマが)来たが、逃げ込みやすい場所が多ければ多いほど入り込みやすい状況がありますので、市民の皆様の力をお借りして入りにくい環境づくりの協力をお願いしたい」
現場は県庁や盛岡地方裁判所などが立ち並ぶ官庁街で、朝の通勤時間帯ということもあり、周辺は一時騒然としました。














