香川漆芸の後継者を育成する県漆芸研究所の創立70周年を記念した作品展が高松市で開かれています。

キリギリスにカマキリ…1000を超える動植物を一角獣の牙に彫りこんだ印籠です。

香川漆芸の祖、玉楮象谷の超絶技巧が光ります。

作品展には、香川漆芸を代表する作家による約120点が展示されています。漆を塗り重ねた素地に文様を彫って、彩漆で埋める蒟醤。

その技法の人間国宝、山下義人さんの作品です。椿の花が水面へ落ち、浮かんでいる様子を表現しています。

こちらは、トンボが川面を優雅に飛ぶ姿を描いた、蒟醤の人間国宝、大谷早人さんの菓子器です。

香川県漆芸研究所創立70周年記念作品展は、香川県文化会館で11月9日まで開かれています。