68人が犠牲となった中越地震から23日で21年。
被災者は犠牲者を悼むとともに、ふるさとへの思いを新たにしました。

午後5時56分。
被災地では、地震が発生した時刻に合わせて黙とうがささげられました。

最大震度7を観測した中越地震。
68人が犠牲となり、およそ4800人が重軽傷を負い、12万棟を超える住宅が被害を受けました。

当時、およそ2200人が暮らしていた旧山古志村では一時、全村避難を余儀なくされました。

地震から21年が経ち、山古志地域の人口は705人まで減り、高齢化も加速しました。
また、地震を知らない世代も多くなっています。

【都内の大学生は(22)】
「“知らないこと”をどう伝えていくか。僕らも経験していないので、色々なお話を聞きながら、接点をつくりながら後世に伝えていくことがすごく重要」

【小千谷市から(7)】
Qどんな毎日が続くといい? 「みんなで助け合う毎日」

【小千谷市から(9)】
「地震とか危ないことがないといい」

【山古志地域の住民(85)】
「21年経っても忘れられない。いつも思い出す。歌を聴いたら涙が出て(当時を)思い出して」

【山古志地域の住民(76)】
「みんなが頑張って、ここまで来られたんだなって。もう10年頑張らなくちゃ!」

記憶や教訓をあすへつなぐため、参加者はふるさとへの思いを新たにしていました。