岡山市議会が策定を目指している、カスタマーハラスメントを防止するための条例の骨子案がまとまりました。

きょう(23日)開かれた岡山市議会の特別委員会でまとまったものです。骨子案はこれまで議論した通り、罰則規定は設けない内容で決まりました。一方で、案には、カスタマーハラスメントは刑法で規定する脅迫や名誉棄損に該当しうることや、民法上の損害賠償責任を伴うことなどを明記した基本理念が加えられました。また、今後の社会情勢の変化などによっては罰則を設ける可能性を規定した条文も追加されています。

(誰もがくらしやすい社会調査特別委員会 高橋雄大委員長)
「いろんな条件の変化にしっかり対応して、状況によってはそういったこと(罰則規定)も検討していくということを反映させてもらった」

委員会では今後、有識者などにヒアリングを行うほか、年末にかけてはパブリックコメントを実施、そこで出た意見を参考に今年度末の市議会に条例案を上程したいとしています。