新潟市中心部で“新潟島”と呼ばれる区域が地震で孤立したことなどを想定した訓練が21日に行なわれました。
地震や水害の発生を想定したこの訓練には、関東管区機動隊の隊員らおよそ115人が参加しました。

今回の訓練では、地震による『新潟島の孤立』が一つ想定されています。

新潟市中央区の一部は、日本海・信濃川・関屋分水路に囲まれ“新潟島”と呼ばれていますが、地震などで全ての橋が損壊した場合には、このエリアは孤立する恐れがあります。

新潟島のエリアを管轄する新潟中央署が2026年度には“島外”の新潟署に統合されることもあり、新潟島での災害対応能力の向上が求められているなか、警備艇とゴムボートを使って新潟島に警察官を運ぶための訓練などが行われました。

【新潟県警察本部 大滝勝己 警備第二課長】
「新潟地震で橋が損壊したという事実があります。警察官の姿をいち早く見せられるということであれば、市民のみなさんも安心するのかなと考えます」

また中越地震の発生から21年が経つのに合わせ、川で溺れた人を救助する訓練などもこの日は行われました。