オーストラリア国防省は20日、南シナ海の上空で中国軍の戦闘機がオーストラリア空軍の哨戒機に対し、熱と光を放つ「フレア」を発射したと発表しました。
オーストラリア国防省によりますと、発生は19日で、南シナ海の上空で監視活動をしていた空軍のP-8A哨戒機に、中国軍のSu-35戦闘機が「フレア」を至近距離から発射したということです。
哨戒機に被害はなく、けが人はいないとしています。
オーストラリアメディアによりますと、マールズ国防相は「危険な行為」だとして中国側に抗議しました。
一方、中国軍南部戦区の空軍報道官は20日、「オーストラリアのP-8A哨戒機1機が中国政府の許可を得ずに領空に不法侵入したため、法に基づいて追跡・監視し、警告して退去を命じた」と発表しました。
オーストラリア側の行為は「中国の主権を侵害し、偶発的な事態を引き起こす危険性が高い」と主張したうえで、「直ちに権利の侵害と挑発行為を停止するよう警告する」としています。
中国が領有権を主張し、軍事活動を活発化させている南シナ海の上空では、2月にもパトロール中のオーストラリア軍機の近くで中国軍機が「フレア」を発射したほか、同じく領有権を主張するフィリピンとの間でも緊張が高まっています。
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