季節外れの暑さが続く西日本でも、やっと残暑に終わりが見えてきました。今後は全国的に、一気に涼しくなるでしょう。

19日の予想天気図を見ると、西の大陸には高気圧、北海道の北東には低気圧があります。この天気図は西高東低の気圧配置と呼ばれ、冬になるとよく現れることから「冬型の気圧配置」とも呼ばれています。
大陸の高気圧は上空に強い寒気を伴っていて、さらには北寄りの風が吹きやすくなるため、全国的に冷たい空気が流れ込みやすくなります。


20日と21日の天気予報を見てみると、夏のような暑さが続いていた西日本では、最高気温が25度を下回るところがほとんどです。北海道は最高気温が一桁にとどまり、21日、旭川では最低気温が2度の見込みです。
20日午前0時、上空1500mの寒気の予想を見ると、北海道の北部には-6度以下の寒気が流れ込む予想です。上空1500m付近の気温が-6度以下となると、平地でも雪が降ることがあります。そのため今後、北海道では一部の地域で雪が降る見込みです。