聴覚に障害があるアスリートの世界大会、デフリンピックが11月、日本で初めて開催されます。大会まで1か月、仙台市在住でニッポン代表に選ばれた3選手が仙台市役所を訪れました。

仙台市役所を訪れたのは、前回大会で金メダルを獲得した陸上短距離・佐々木琢磨選手、ボウリングの佐藤杏奈選手、バスケットボール高山和也選手のデフリンピック日本代表3選手です。

4年に一度開催されるデフリンピックは聴覚に障害がある選手によるスポーツの祭典で日本では初めての開催となります。

ボウリングの佐藤杏奈選手は大学2年生で初の大舞台です。

子供のころ頭に人工内耳を埋め込む手術を行い音を感知することが可能となった佐藤杏奈選手。

試合中は人工内耳を遮断し無音の中でプレー。佐藤選手は2024年、アジア大会で金メダルを獲得しました。

9月には母校の小学校で壮行会が行われました。

メダルを目指すだけではなく大会を通じ、困難に立ち向かう前向きな気持ちを伝えたいと佐藤選手は考えています。

大会本番は個人戦、団体戦、男女混合など複数種目の出場が見込まれています。

世界最高峰の舞台に挑む佐藤杏奈選手、デフリンピック11月15日に開幕、21の競技で熱戦が繰り広げられます。