トヨタやNTTなど日本企業8社がつくる半導体の新会社「Rapidus」が、半導体の微細化で高い技術力を持つベルギーの研究機関と技術協力に関する覚書を締結しました。

トヨタ自動車やNTTなど日本企業8社が出資する新会社「Rapidus」は、自動運転や人工知能などに使われる次世代半導体の国産化を目指していて、世界でまだ実現されていない回路線幅が2ナノメートル相当の先端半導体の量産化を2027年に確立するとしています。

「Rapidus」は海外の企業や研究機関とも連携していくことにしていて、きょう経済産業省でベルギーの研究機関「imec」と技術協力に関する覚書を締結しました。

「imec」は、次世代半導体に欠かせない半導体の回路を細くして性能や効率を上げる「微細化」と呼ばれる技術に強みをもっていて、「Rapidus」は今後「imec」に技術者を派遣するなどして技術力の強化を図ることにしています。