聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の陸上男子短距離で金メダルを獲得した青森県五戸町出身の佐々木琢磨(ささき・たくま)選手が地元で開いた公開講座で「努力を継続する大切さ」を伝えました。

佐々木琢磨選手は6日、地元・五戸町で「世界一」をテーマに講演しました。
佐々木選手は2022年5月のデフリンピックの陸上男子100メートルで金メダルを獲得。前回大会の400メートルリレーに続いて2大会連続で世界の頂点に立ちました。
講演では1歳半から両耳がほとんど聞こえないハンディキャップがありながらも努力を続けたことで夢を実現できたことを伝えました。

※佐々木琢磨選手
「小さい芽がどんどん育っていく。それが目標になる。目的になる。それを素直に受け止めていくことが大切。それを積み重ねていく」


※学生は
「夢を追うことは希望と話していて、自分も夢を与えられる理学療法士になるためにがんばりたい」


佐々木選手は今後、2025年のデフリンピックでの連覇を目指しながら、聴覚障害への理解を深める活動を続けていきます。