「大変意義深い」1940年の彗星を発見した倉敷天文台にメダルが里帰り

そのメダルを一目見ようと先月、倉敷市を訪れたのは国立天文台の山岡均准教授です。それぞれを熱心に鑑定し、先人の功績に思いをはせていました。
(国立天文台 山岡均准教授)
「昭和15年(1940年)の彗星というのは、ここ倉敷天文台で発見されたものなんですね。そのメダルが発見地である倉敷天文台に里帰りした。これは大変意義深いものだと思っております」
岡林さんが発見した彗星は、のちに倉敷天文台でも活躍した世界的天文家、本田實さんも同じ時期に見つけていて、2人の名を冠しています。

(倉敷天文台 原浩之理事長)
「本田さんも素晴らしいのですけど、岡林さんがまず初めにいたということを皆さんにも知っていただけたらと思います」
来年100周年を迎える倉敷天文台に贈られた3つのメダル。岡林滋樹さんに光があたるよう準備が整い次第、公開されるということです。
