こちらの寒風に揺れる鮮やかな橙色のカーテンも冬の風物詩となっています。南部町(なんぶちょう)の鳥舌内(ちょうしたない)地区にある大向光嘉(おおむかい・みつよし)さんの作業場では、毎年恒例の妙丹柿(みょうたんがき)を使った干し柿づくりが終盤を迎えています。

南部町特産の妙丹柿(みょうたんがき)は渋みが強く、皮をむいて40日ほど冬の寒さにさらすことで甘さが引き出されることから干し柿に適しているとされています。これまで4か所に分かれていた屋根付きの「干し場」が今年、1か所に集約されたため、橙色のカーテンはより大きくなり、見ごたえが増しました。

※南部町 大向光嘉さん
「夏の雨、低温を心配したけど、順調に育ち平年並みになりました。今年もまた、いつもの通りしとりした柿をご家庭で味わっていただきたいなと思っています」

今年作られた20万個の干し柿は、来月下旬から県内のスーパーなどで販売されます。