人口は減少の一途 対策は?

玉野市が抱える最大の問題は…

(街の人)
「人口減少、よく言われるね、あと小学校中学校の統合とかね、子どもたちが住みよい、暮らしやすいというのを一番望みます」
「(人口は)ずっと減っていますから、毎年減っていますんでね(増えるのは)あまり期待できない」

玉野市の人口は、1970年代に約8万のピークを迎えて以降、減る傾向が続いています。造船業の衰退や若い世代の都市部への転出などで、現在は、約5万3千人。ここ10年では約8千人減少しています。

「場所はいいところだと思うんで、もうちょっと若者が増えてくれたらいい」

2021年までの4期16年玉野市長を務めた黒田氏は、今回、再出発をかけ立候補しました。人口減少に歯止めをかけるためには街の知名度向上が必要だと話します。

(黒田晋候補)
「もういっぺん、岡山県玉野市のポジションと言おうか、知名度を上げて行くことによって、自分が生まれ育った玉野という町は魅力があるし住みやすい町だと思っていますから、飛躍的に人口が増加するとは言いません。やっぱり現状維持をしていける。だけど政策を打って、玉野の人口減少に歯止めをかけたい」

現職の柴田氏は、18歳までの医療費無償化や在宅育児手当の新設などの実績を強調。子育て・教育施策のさらなる充実を図りたい考えです。

(柴田義朗候補)
「これまでも子育支援の充実、また教育環境の充実ということで、取り組んでまいりました。ここをもっともっと、強化をしていきたいと思っておりますし、街全体がもっと魅力的な楽しい、ワクワクするようなそんな街になっていけば、自然と若い人たちももっと住んでいただけるんじゃないかと思っています」

一方、市議1期目の途中で辞職し立候補した新人の福本氏は、今の市政は何も対策ができていないと訴えます。

(福本崇候補)
「魅力があるはずなのに、ポテンシャルがあるはずなのにすごい勢いで衰退している。それはなぜかというと、やや発信力がないから例えば都会から移住したいと。じゃ、どこ行きますか?候補に玉野市が入るようなそういうことをまずしないと、根本ダメだと思っているので、まずやるべきことは発信力」