東急田園都市線で信号システムの不備により列車同士が衝突した事故を受け、国土交通省は全国の鉄道事業者に対し、緊急点検を行うよう指示したことがわかりました。

今月5日に田園都市線の梶が谷駅で列車同士が衝突した事故を受け、東急電鉄が同様の信号システムの不備がないか全線で調査したところ、新たに3か所で不備が見つかりました。

これを受け、国土交通省は10日、全国の鉄道事業者に対して、信号システムの不備がないか緊急点検するよう指示しました。

点検結果は1か月後をめどに報告するよう求めています。

点検結果の報告が遅れた場合も罰則などはありませんが、JR東日本など広い地域で運行する会社では点検に時間を要する見通しです。