前の局長が部下に対しパワーハラスメント行為をしたとして懲戒処分を受け、空席となっていた仙台国税局長に新たに谷口眞司氏が着任しました。

仙台国税局 谷口眞司局長:
「税務行政への信頼を損ないかねない事態に陥ったことについて、私からもお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

10月1日付で仙台国税局長に着任した谷口眞司氏は、着任会見の冒頭で前局長が懲戒処分になったことについて謝罪しました。

谷口氏は、東京都出身の58歳。東京大学を卒業後、大蔵省に入省し北海道財務局長や国税不服審判所次長を歴任しました。
谷口氏は職場環境の改善をはかり納税者からの信頼回復に努めると意気込みを語りました。

仙台国税局 谷口眞司局長:
「まずは職務環境の整備、明るく風通しのよい職場づくりに努め、一人ひとりの職員が心身健康を維持され、持てる実力を発揮できる組織作りに努めたい」

仙台国税局では、2025年7月に着任したばかりだった前局長が、部下に対し職務上で不適切な言動を繰り返すパワハラ行為をしていたとして、国税庁から減給3か月の懲戒処分を受けて1か月あまりで異動していました。