メジャーリーグ機構は6日(日本時間)、メジャー版のベストナインにあたる「オールMLBチーム」で、エンゼルスの大谷翔平(28)が先発投手部門で初めて「ファーストチーム」に選出されたと発表した。大谷は指名打者部門でも「セカンドチーム」に選出され、2年連続2部門で名を連ねた。
今季の大谷はここまで、最も活躍した選手に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を受賞していて、これで3冠となった。
「オールMLBチーム」は年間を通して活躍した選手を選ぶ“オールスター”で、今年が4回目。ファン投票50%と、メディア関係者や元選手などによる投票50%で決まる。
日本のオールスターのようにリーグの区別はなく、最終候補に選ばれた選手の中から、各ポジションの上位が「ファーストチーム」、下位が「セカンドチーム」として選出される。
「ファーストチーム」「セカンドチーム」共に、投手は先発5人とリリーフ2人、外野手は3人、DHとその他のポジションは1人ずつ、各16人が選ばれる。先発投手の最終候補は23人、指名打者部門の最終候補は5人だった。
今季の大谷は、投手として28試合に登板し、166回を投げ15勝9敗、防御率2.33、奪三振219。打者としては157試合で打率.273、本塁打34、打点95をマーク。ベーブ・ルース以来、メジャーでは104年ぶりとなる“2桁勝利&2桁本塁打”、メジャー史上初となる“規定打席&規定投球回”の同時到達を成し遂げた。
去年は先発投手部門で「セカンドチーム」、指名打者部門は「ファーストチーム」に選出され、2019年に同賞が創設されて以来初めて複数部門での受賞だった。
大谷と共に先発投手部門で最終候補に残っていたパドレスのダルビッシュ有(36)は、2020年に「ファーストチーム」で選出されて以来2度目の選出はならなかった。
【ファーストチーム】
先発投手:S.アルカンタラ(MIA)、A.マノーア(TOR)、大谷翔平(LAA)、F.バルデス(HOU)、J.バーランダー(HOU)
救援投手:E.ディアズ(NYM)、E.クラッセ(CLE)
捕手:JT.リアルミュート(PHI)
1塁手:P.ゴールドシュミット(STL)
2塁手:J.アルトゥーベ(HOU)
3塁手:M.マチャド(SD)
遊撃手:T.ターナー(LAD)
外野手:M.ベッツ(LAD)、A.ジャッジ(NYY)、M.トラウト(LAA)
指名打者:Y.アルバレス(HOU)
【セカンドチーム】
先発投手:D.シーズ(CWS)、M.フリード(ATL)、A.ノラ(PHI)、M.シャーザー(NYM)、J.ウリアス(LAD)
救援投手:R.ヘルスリー(STL)、R.プレスリー(HOU)
捕手:W.スミス(LAD)
1塁手:F.フリーマン(LAD)
2塁手:A.ジメネス(CLE)
3塁手:N.アレナード(STL)
遊撃手:F.リンドーア(NYM)
外野手:K.タッカー(HOU)、K.シュワーバー(PHI)、J.ロドリゲス(SEA)
指名打者:大谷翔平(LAA)
【昨年の大谷受賞一覧】
■打撃部門で評価されたタイトル
(1)選手間投票で選ぶ「アメリカン・リーグ最優秀野手」
(2)専門誌『ベースボール・ダイジェスト』の「野手部門最優秀選手」
(3)打撃のベストナインと言われる「シルバースラッガー賞」
(4)「オールMLBチーム 指名打者部門 ファーストチーム」
(5)「エドガー・マルティネス賞」
■二刀流と投手部門で評価されたタイトル
(1)最高の栄誉"リーグMVP"
(2)選手間投票で選ぶ「年間最優秀選手」
(3)専門誌『ベースボール・アメリカ』の「年間最優秀選手」
(4)7年ぶりの選出となった「コミッショナー特別表彰」
(5)老舗スポーツメディアサイト『スポーティング・ニュース』の「年間最優秀選手」
(6)「オールMLBチーム 先発投手部門セカンドチーム」
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