本州で唯一のナベヅルの越冬地、山口県周南市の八代盆地で、鹿児島県出水市から運ばれ保護されている3羽が12月中にも放されることになりました。

放鳥は9日に開かれた市鶴保護協議会で承認されました。

周南市八代では飛来数の増加に向け、けがをして出水市で保護されたナベヅルを一時的に飼育し、環境に慣らしてから放す取り組みを続けています。

現在は2021年11月に運ばれてきた3羽を飼育しています。運ばれてから5年がたつことなどから、放すことになりました。

放鳥は6年ぶり10回目です。今シーズンのツルの飛来を待って12月中には放鳥したいとしています。

これまでに20羽が放されていますが、再び八代に戻ってきたツルはいません。