暴力団追放の意識を高めることを目的とした集会が9日、札幌市で開かれました。
札幌市中央区の「かでるホール」で開かれた北海道暴力団追放道民大会は、道民の間で暴力団排除の意識を高めてもらうことを目的としています。

集会には、北海道暴力追放センターの理事長や北海道警本部長、札幌市の職員らが参加しました。

集会で友井昌宏 道警本部長は「暴力団勢力については、関係機関・団体の連携による対策推進により減少傾向にある」とした上で、「社会全体の治安対策上の脅威となっている『匿名・流動型犯罪グループ』いわゆるトクリュウについても暴力団と関係を持つなど、実態が確認されている」として暴力団排除の必要性を訴えました。
また過去最悪のペースで被害が出ている特殊詐欺にも暴力団が関与している可能性があるとして、警察が注意を呼びかけています。