三重県で起きた地下駐車場の浸水被害を受け、国が全国の地下駐車場で行った水の浸入を防ぐ「止水板」の点検で、高知市の「はりまや地下駐車場」の「止水板」に不具合があることがわかりました。
9月、三重県四日市市の地下駐車場が記録的な大雨で水没し274台が浸水被害を受けました。原因が「止水板」の不具合だったことから、国土交通省は全国の直轄駐車場で点検を実施。

この結果、高知市にある「はりまや地下駐車場」の入り口にある電動式の止水板に不具合があることがわかりました。土佐国道事務所はこの不具合を2020年5月に把握していて、2025年度中に修繕する計画です。把握から5年以上経っている理由については、「他の防災設備の修繕があったため」と説明しています。修繕されるまでは大雨の日に土のうを置いて対応するということです。

これを受け、高知市は市役所の地下駐車場の止水板の点検を今週中に行う予定です。また東洋電化中央公園の地下駐車場については、2024年12月に2か所ある防水扉の片方に不具合が見つかっていて、10月中に修繕する予定です。