新潟県が開発し、まだ名前の決まっていない極早生品種の試食会が8日、長岡市で開かれました。味の評価は?
JAえちご中越が開いた新米の報告会。生産現場の現状を消費者に伝えようと、おととしから開いています。

【JAえちご中越 吉田文彦 会長】「コメは大変いいコメが取れました」

待ちに待った新米の味は?
【消費者は】「まだ新米を買っていなくて、在庫があるから。おいしいです。幸せです」

【消費者は】「いつもコシヒカリを食べていて、これがもちもちしていておいしい」

会場では県が開発した新しい極早生品種「新潟135号」も初めて試食に登場。

暑さに強いのが特徴で、今年は新潟市 西蒲区など県内13か所で試験栽培していましたが、ほぼ全てが1等米だったということです。肝心の味は…。

【消費者は】「もっちりしている感じがしておいしかった。甘みもある」

中にはこんな感想も。
【消費者は】「若者が好む味。もちもちして。若者がこういうコメを食べられるのはいい」

【JAえちご中越 吉田文彦 会長】「しっかりとした歯ごたえとか、粒感が結構強かった。『新之助』が年々需要を増やしているのは確実に若者向きのしっかりした食感とか粒感は人気が出てきている」

極早生の新品種は来月下旬にも名前が決まる見込みで、来年本格栽培を始める予定です。

一方、先月末現在の県産米の1等米比率はコシヒカリが79.1パーセント、「新之助」が99.5パーセントでともに去年を上回っていることが県のまとめでわかりました。

県は、肥料や水管理といった生産現場の高温対策が功を奏したとみています。