先月、JR宮崎駅近くの市道で発生した倒木事故を受けた対応です。
宮崎市は点検の結果、倒木のおそれがある街路樹の伐採作業を8日から始めました。

(玉岡克希記者)
「宮崎駅近くの市道に並んでいるこちらの街路樹。一見、何も問題はないように見えますが、内部は腐食していて、倒木の可能性があるということです」

先月17日、宮崎市老松の市道で、高さおよそ5メートルの街路樹が倒れ、走行中の車にぶつかる事故がありました。

事故を受け、宮崎市が現場近くの市道沿いに植えられたソメイヨシノ69本を緊急点検したところ、多くのソメイヨシノで内部の腐食やシロアリによる空洞化を確認。

市は倒木のおそれが高い19本を伐採することになり、8日は特に腐食が進んでいる4本のソメイヨシノを業者らが伐採しました。

(宮崎市道路維持課 黒木克也係長)
「街路樹として、(ほかの市道に)植えられているサクラ類について、早急に職員による点検判断を実施し、腐朽進行の状況を把握したいと考えております」

市は年内をめどに作業を完了させる見込みで、残りの街路樹についても経過観察を続けるとしています。