大手スーパーが今年初めて、直営の農場でコメの大幅な増産に踏み切りました。きょうから首都圏の店舗で新米を5キロ税抜き3980円で売り始めました。
「やっぱり高い、びっくりちゃいました。新米は今しか食べられないから、やっぱり美味しいお米は食べたいですけど(手が出ない)」
そんな声に応えて、大手スーパーのイオンは、直営農場で生産した新米を首都圏の一部店舗できょうから順次販売します。「あきたこまち」や「コシヒカリ」など4種類で、価格は5キロ税抜き3980円です。
客
「まだ高いけど、しょうがないよね。3000円以下ぐらいだった、2年ぐらい前は」
新米の価格が高止まりしていることから、全国のスーパーで販売されたコメ5キロの平均価格は3週連続で4200円台に。
イオンアグリ創造 事業担当 川口雅明さん
「新米が店に出回ってきてますが、大体4000円半ばから後半、そして5000円を超えるような値段がたくさん出てきている中で、当面、今年については、この価格は高止まりすると見立てています」
イオンの直営農場では今年、暑さに強い品種に切り替え、作付面積を10ヘクタール拡大。2015年の開始以来初めてコメの大幅な増産に踏み切りました。
流通コストを削減し、割安を実現しつつも、温暖化など環境変化に対応し、今後も新米の販売を拡大したいとしています。
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