毎年恒例、今年生まれた子どもの名前ランキングが発表されました。男の子、女の子ともに自然にちなんだ名前が人気だということです。
生命保険大手の明治安田生命が今年生まれた子どものうち、およそ1万7000人の名前を調べた結果、男の子の名前第1位は、蒼天(ソウテン)の「蒼(ソウ)」と書いて「アオイ」や「ソウ」「アオ」と読む名前でした。同率1位には「風がやみ、波が穏やかになる」という意味の「凪(ナギ)」が入り、第3位は去年1位だった「蓮(レン)」でした。
女の子で最も多かったのは「陽葵」と書いて「ヒマリ」や「ヒナタ」「ヒナ」と読む名前で、2位には去年3位だった「凛(リン)」、3位には去年15位だった「詩(ウタ)」が入りました。
明治安田生命は「コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など将来の不安を感じさせる年だからこそ、平和な自然を連想させ平和なイメージの名前が人気」だと分析しています。
なお、サッカーワールドカップのスペイン戦で逆転のゴールを決めた田中碧選手と同じ「碧(アオ)」は4位に、同点ゴールの堂安律選手と同じ「律(リツ)」は25位に入りました。
また読み方の特徴では、「性別に捉われない“ジェンダーレスネーム”の人気がじわりと広がっている」と分析して「ダイバーシティが広がるなかにおいて、男の子だから、女の子だから、という固定概念に捉われない、男女偏りのない“ジェンダーレスネーム”が、今後新たな定番となるかもしれません」としています。
そのほかの特徴として、“2音ネーム”の人気も上昇しています。女の子の読み方では、“2音ネーム” は従来から根強い人気を誇っていますが、近年、男の子の読み方でも“2音ネーム”が人気となっています。
明治安田生命は、「外国の方も呼びやすく、馴染みやすいこともあり、グローバルな響きがあります。表記についても、漢字一文字として意味そのものを強調したり、一字ずつあててイメージを自由に表現したりと、表記のバリエーションも豊富です。これらから、“今風”な読み方として、人気が上昇しているのかもしれません」と背景を分析しています。
子どもの名前調査は、明治安田生命が1989年から行っていて、今年で34回目の調査になります。
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