お金に関する知識や判断力を高めてもらおうと、宮崎大学で「金融リテラシー講座」が始まりました。

この講座は、学生たちに生活に必要なお金の知識を身につけてもらおうと、宮崎大学が金融経済教育推進機構と連携し、10年前から開いているものです。

7日は、宮崎大学の杉山智行教授が、金融リテラシーの重要性について講義。
この中で、杉山教授は、明治時代に発行された「西郷札」は、西南戦争の結果とともに価値が失われていった例をあげ、「貨幣とは信用である」と話しました。

(宮崎大学 杉山智行教授)
「信用ってどこにあるんだろうか。返せる力なんですよ」

(学生)
「お金について、こんなに詳しく、いろいろな歴史の成り立ちから最近の仮想通貨まで聞くことはなかったので、すごい勉強になる講義だなと感じました」
「もう少し金融に関する知識を増やしていって、将来の自分のキャリア形成などに役立てたいと思います」

この講座は、およそ4か月をかけて15回開かれることになっていて、金融関係者なども講師を務めることになっています。