新潟県 見附市でドライバーの抜け道になっていたり、スピードを出して走行したりする通学路があります。この課題を解決しようと見附市などがある実証実験に乗り出しました。
実証実験が始まったのは、こちらの2つの区間です。近くには見附市役所があり、30キロの速度規制が行われる『ゾーン30』のエリアの中にあります。

平日の朝には小学生や中学生の通学路にもなっている生活道路ですが、ある課題が…

【記者リポート】「こちらの道路は交通量の多い県道から幹線道路に抜ける抜け道となっています」

見附市と国土交通省の調査では『ゾーン30』に指定された2017年以降も、通行する車の9割ほどが抜け道として利用。また、別の道路では通行する車のおよそ8割が時速30キロ以上で走行していました。

【見附市 建設課 五十嵐直人 係長】「現状、車の速度がゾーン30になっていますけども、30キロ以上で走行する車も多くみられて、何らかの追加の対策が必要だということで」

そこで国や警察、見附市が実証実験として道路に設置したのがこちらの物理的デバイスです。

障害物を置くことで道幅を狭くしたほか、ハンプというゴム製の段差を設置することで車のスピードを抑える狙いです。

【地域住民は】「いいことじゃないですかね。安心ですよね」

【見附市 建設課 五十嵐直人 係長】「この地域だけじゃなくて市内全域でどういった取り組みができるかということを考えていきたい」

実証実験は来月28日までを予定していて、周辺住民へのアンケート調査などで効果を検証をするということです。
