大学生たちが妊婦や車椅子を模擬体験するバリアフリー教室が、広島市で開かれました。

指導員
「赤ちゃんとベビーカーを持ったままICカードにタッチしバスに乗り込みます」
バリアフリー教室は、お年寄りや障害がある人など交通弱者への理解を深めてもらおうと、中国運輸局と安田女子大学が実施しました。公共経営学科1年の47人が参加し早速、体験です。妊婦体験は5キロの重りをおなかに抱えます。

体験した学生
「下が見えなくて段差が見えにくい」
赤ちゃんとベビーカーを抱えバスに乗り込む体験も…。

参加した学生「両手がふさっがているので大変でした。今後、手助けしたいと思いました」
また、車椅子を使って坂道で段差も進みました。

参加した学生
「思ったより力がいるなと思って。車椅子の人にもうちょっと配慮しようかなと思いました」
中国運輸局・髙田裕之 共生社会推進課長
「移動に制約がある方々に対して社会の壁をどのように取り除いていくべきなのかというのをディスカッションを通して考えていただく機会として設けさせていただきました」

中国運輸局では、今後も学生や児童を対象にした体験会を続けていきたいとしています。