今年県内で熱中症の疑いで搬送された患者数と死亡した人の数が、過去5年間で最多となったことが分かりました。
消防庁によりますと、今年5月から先月28日までの間に熱中症の疑いで救急搬送された人の数は、速報値で1502人、死亡したのは7人で、いずれも過去5年間で最多となりました。
65歳以上の高齢者が全体の約半数となる758人で最も多く、次いで18歳以上65歳未満の成人が542人でした。
発生場所は住居が最も多く、全体の35%を占める529人、次いで屋外が280人、道路が205人となっています。
那覇市消防局は搬送者数が増えた要因として、梅雨明けの早さが関係していると考えられるとした上で、引き続きこまめな水分補給などの対策を呼びかけています。